RE:CYBORG009

感想

神山作品らしい要素は有り。ただキャラ立ちさせたいための造りがやや多い印象。そう言いながら宮野好きの私が見に行ったよ。

  • 好き…音楽・オチ
  • 嫌い… 映像のカクつき・いらないカットがあるきがする・演出の一部分

彼の声

彼の声はカリスマ性や神の啓示などを指すものなのだろう。多分。しかし、独立した個体から一字一句同じ一節が出てくるというのが不自然に感じる。集合的無意識が世界の逆行による歴史というか栄華の反復、先進的な世界の否定を行った?
声は人によって違うものが聞こえる。ジョーにとってはそれは博士のような存在だった。ジェットは自分の行動を自覚しておらず、記憶の中では神的体験をしただけと思っていた。しかしその後客観映像で、自分が何をしたか知ることとなっていた。

謎の少女

彼の声フラグというか、ソレに気づくフラグを具象化したものだと思っている。ジェットの件を踏まえると、神的体験そのものと同時のようだから、他のテロ犯についてもテロ中に同様の体験をしていたのみと考えられる。しかしなぜ少女。テロリストには彼の声以外の共通点が存在しないと公言されているため、宗教的背景が同一ということは考えられない。しかし全てのものに全く同じ少女が映っていたと考えるのは不自然である。例えば、私たち観客から見たら、他人にとっての神的体験も同じように見える可能性がある。とすれば、あの少女は観客からは同一に見える。しかし当人にはそれぞれの形で投影されているというのもアリ?かも。

新しい世界

サイボーグのいる世界。サイボーグが活躍する世界。サイボーグが活躍するための悪や戦いのある世界。それが人の望んだ世界。

下書きを数ヶ月放置して

というか公開するのをすっかり忘れていた。
原作をしらないまま見たわけだけど、原作好きな人には受け入れられているのだろうか。そこそこには面白く見た。ただサイボーグ009でやる必要があったのかはちょっと疑問。